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「動画撮影の気軽さ」を求めるあなたに。カメラ初心者による、SONY ZV-E10レビュー。

2022-11-20 : 2023-07-06

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おはようございます、SAiRAという者です。 なんとなーくペンギン頭で覚えておいてください。

突然ですが、一眼カメラを持っている皆さん、「初めての一眼カメラ」はどんな機種を選びましたか? Canon、Nikon、SONY、富士フィルム等々ありますが。きっと多くの方その中でエントリーモデルを選んだのではないかなー、と僕は思っています。

「一眼カメラ」というのは数ある中でも特にハードルが高いモノで、なんだかんだ気になっても「まだ買うまでは…」となってしまいがち。そんな高いハードルを下げてくれるエントリーモデルはぜひとも初一眼カメラの選択肢に入れておきたいところです。

して、いざ「最近のエントリーモデルを選んでみるぞ!」となったとき… 「ZV-E10」という名前、候補の一つに挙がるのではないでしょうか。(2022年現状ですけどね)

このレビューを見に来ているということは、少しでもZV-E10に興味があるはず。

今回僕も「初一眼カメラ」として購入したのでレビューしていきます。意外とこの立ち位置でレビュー書いている人いないのでは…?

一眼カメラを始めたい方、けっこう参考になったりならなかったりするかもしれません。「手軽な写真、動画撮影」がどんどん求められる近年、ぜひおススメしてみたい子なのです。

(ちなみに、僕自身は一眼カメラ自体が初めてというわけではなく一眼カメラを「購入する」のが初めてな感じです。すでに十数年前の一眼カメラを触ったり(前々回の記事) スマートフォンのXperia1 IIで一眼っぽい撮影を試みたりしてるので、ご了承くださいな。)

SONY ZV-E10、ざっくりスペック

コンパクトデジタルカメラとは異なる新ジャンル「VLOGCAM」に位置するZV-E10。

兄弟機であるZV-1とは異なり、SONY Eマウントのレンズが装着できるのが特徴です。

基本性能を見てみる

名称SONY VLOGCAM ZV-E10L
付属レンズSELP1650 (16-50mm F3.5-5.6 OSS)
マウントSONY E-Mount (APS-C)
画素数約2420万画素
ISO感度ISO100~32000
シャッタースピード-30秒~1/4000 (動画撮影時1/4~1/4000 AUTO 1/60まで)
写真撮影性能最大6000×4000px
動画撮影性能FullHD-120p or 4K-30p (S-Log2,3、HLG,1-3対応)
対応機能ピクチャープロファイル、クリエイティブスタイル、クリエイティブルック等
モニター3型 タッチフォーカス対応 バリアングル式
サイズ約115.2 x 64.2 x 44.8 mm
重量約299g(レンズ込:約416g)
価格88000円(SAiRA購入時 83800円)

こちらの表は僕的にまとめた基本スペックたち。他に悩んでいる機種があれば比較の参考にしてみてください。 (今回はレンズキットでの購入なので語尾に「L」がくっついてます。Lens。)

約85000円程度という安さでありながらもおおよそ近年のエントリーモデル一眼と大差ない性能で、「VLOGCAMで安いため性能徹底弱体化!」といったことはなく、エントリーモデルとして充分基準を満たしてくれます。

先ほどチラッと書いた通り、SONY-Eマウント対応。Eマウントは他の主流マウントと比べてもレンズの種類が豊富で、今後の運用に応じて柔軟にチョイスしやすいのが特徴です。 今後SONYのカメラ(α7シリーズなど)を購入することがあればそのままレンズを流用可能なので、将来性としてもバッチリ。

付属レンズ(キットレンズ)は絞り値がF3.5、最大ズーム時5.6とまあまあ暗めにはなっていますが、その分軽めでコンパクト。かなり使いやすい類に入ってきます。

僕的に「おっ、うれしい」と思ったのは本体重量。強化プラスチック採用で、キットレンズ同様かなり軽い方に入ってきます。どうしてもレンズが重くなってくるレンズ交換式カメラにとって、少しでも「気軽さ」に貢献してくれるのはありがたいところです。

コンセプトに忠実な、ZV-E10の外観

外観をぼちぼち紹介。 VLOGCAMということで、ZV-E10はどこを取っても「気軽な動画撮影」をコンセプトに作られています。

まずは特徴的なボタンたち。

VLOGCAMシリーズ独自機能であるボケ切替ボタンやズームレバーなどなどありますが、一番の特徴はなんといってもここ。

とにかく録画ボタンが非常に大きくなっています。調べた感じ、ほかのレンズ交換式カメラと比べても本当に大きめ。第二のシャッターボタンといっても過言ではないかも…?

写真撮影モード時でも押すことが可能なので、「動画撮りたいなー」という状況でもすぐに撮影OK。動画撮影のハードルを大きく下げてくれます。

そして従来のダイヤルとは打って変わって、モード変更にワンタッチで切り替わるボタン式が採用されました。

写真撮影→動画撮影→スローモーションと簡単に切り替わってくれます。(モード変更はファンクションメニューに) 正直最初は「しまった、これスローモーションだ」となってしまうことは多々あったのですが、シンプルが故になんだかんだすぐ慣れます。 初心者が明確に「この写真撮影はAモード、ここはMモード…」となることはそうそう無いので、「気軽に」という部分的にも理にかなったチョイスと言えそう。

もっふもふ

マイク部分は面積が広く、ウィンドジャマーが付属。音質も充分実用レベルでした。(ここら辺は他のレビュワーさんの動画を見てみてください) 旅行Vlogなどで大活躍しそうですね。

他にも端子にUSB-Cが採用されたり、ズームレバーが搭載されていたり、バリアングル液晶だったり。

やっぱりどれを見ても手軽さを追求するコンセプトに忠実。ここまで来れば、なかなか手を出しにくかったハードルをかなり下げてくれているのではないでしょうか?

初心者、使ってみる。

説明ばかりでは疲れてしまうので、僕が使ってみての感想を。

総評としては「大満足」です。本当に。

正直な話、僕のZV-E10の使用用途は最初「低予算で写真撮影できるなら簡単なものでもいいかな」というくらいの意識で、動画撮影というよりも写真撮影、もとい価格を意識していました。「VLOGCAMじゃなくてもいいんじゃないの?」とツッコまれても仕方ありません。

ですがZV‐E10を使い始めてみた結果、僕自身が「写真も動画も積極的に撮るぞ」と思い始めるようになり、現在は数週間にしてどちらも使える相棒として手放せなくなっています。

写真性能は充分すぎる

一眼カメラでの写真撮影は、やっぱり今まで撮ってきたスマホ撮影とは別格。

ボケ感はもちろんそうですけれど、大元は個性を出せるようになるところが大きい。

スマホ撮影には無い、クリエイティブスタイルやピクチャープロファイルなどで自分好みの色味や雰囲気に。

この機能はいろいろな一眼カメラに付属しているもので、今回のZV‐E10もしっかり搭載。特別廉価版ということもありませんし、低価格ながらこれを体験できるのは本当に嬉しいところです。

やっぱりレンズ交換が可能なのも非常に大きい。僕の場合Canonレンズを変換噛ませての利用ですが、それでも滅茶滅茶きれいに撮れてしまいます。

Canon 50mm f1.8 stm

基本は撮って出しな僕にとって、これは本当にドンピシャ。写真撮影を本当に楽しくしてくれます。

↓山梨へ撮影しに行った時の写真です。ご参考までに。

tamron 28-75mm f2.8 xr di sp
tamron 28-75mm f2.8 xr di sp
tamron 28-75mm f2.8 xr di sp

「動画撮影もしたい」という気分にしてくれる

二の次だった動画撮影。

個人的な話、Xperiaでの撮影が非常に大変だったのが影響して、動画撮影に対してのハードルが高くなっていました。ネガティブですが「動画撮影モードに切り替えるまでもないなぁ…」と、あまり乗り気ではなかったわけです。

と、ここでZV‐E10のコンセプト。「手軽さ」が大きく手助けしてくれます。

さっきのやつ。

録画ボタンを押すだけで撮影開始するし、バリアングル液晶で、タッチするとサクッとフォーカスもハマる。レビュー用設定、ボケ感切替機能で設定に手間がかからない。

ここまで徹底してくれているおかげで、「VLOGは気軽に撮るものだ」、と最近少しずつ動画撮影をお試しするようになりました。まだまだ人に見せられるものレベルではありませんけれど…苦笑

もちろん人によって変わってくるところではありますが、僕自身としては大きく助けてくれたのが事実。VLOGCAMというコンセプトに徹底しているからこそ得られた恩恵でした。

ちょっと気になる部分もある

と、ここまで褒めてばかりですが気になった部分もちらほら。

まずは暗所耐性。 APS-Cでスマホよりも大きいセンサを搭載しているとはいえ、他のカメラと比べてもややノイズが出やすい印象を受けました。

SELP1650 F3.5 ISO5000 (ISOの限界テストです)

とはいえ最近のカメラはだいぶ進歩しているため、滅茶滅茶悪いの?と聞かれると答えはNOかなーと思います。まあまあ位というか。

続いて手振れ補正。これはかなり大きかったなーと感じます。 手振れ補正、あまり効かないんですよね…。 そのうえアクティブ手振れ補正モードにしてしまうと画面が1.3倍くらいクロップされてしまいます。これが本当に惜しい…。

VLOGは外で撮影するものが多いので、手振れ問題はなんとかしたいところ。この手振れ補正が強くないとなると別途「ジンバル」を購入したり、手振れ補正を緩和してくれるソフトウェアを探すことになってしまい、ちょっと手軽さに影響が出てしまいます…。
ここはなんとかしてほしかったところ…目をつぶらないといけません。 …あ、僕は許してます。超許す。8万だし。

気になったところはそんなところでしょうか…?「UIデザインが見づらい」とか「ボディが安っぽい」とかいう話もよく聞いたのですが、僕としてはそこまで気になりませんでした。引っかかるレベルではないかなーと思います。

コンセプトに刺さる人ほどオススメできるカメラ

「僕、SAiRAは大満足!」というのは充分伝えきったところで、具体的にどんな人におすすめかと聞かれると…
ZV-E10の「一眼カメラでありつつ、気軽に動画撮影も」というコンセプトにぴったりな人ではないかなーと思いました。

写真撮影はもちろん、動画撮影もやってみたい。でもちょっとハードルがある…みたいな。

Xperiaでも限界は結構感じます。

気軽さという面でいえばスマホ撮影もありますが、映像、写真の質あれこれ等でなにかと不満になりがち。

かといってほかの一眼を選んだときも「これが写真撮影モードで…これが…動画撮影?」と逆に手軽さの方で苦労してしまいがち。

そんな中、このVLOGCAMというあたらしい選択肢は本当にちょうどいいものです。

RAW現像もできちゃうぞ

コンセプトをしっかり体現しているうえに、写真性能もバッチリ。
一眼カメラデビュー、そしてVLOGデビューの一歩にドンピシャしてくれます。

もっと気軽に撮りたい!という方には兄弟機のZV-1もあるので、VLOGCAMという新ジャンル、抜かりがありません。

やっぱりターゲットがはっきりしているので、逆に言ってしまえばこれに当てはまらない人ほどオススメはしづらい。レビュワーさんが辛口なのもそのためです。

ほかの一眼カメラにしかない要素がありますし、その反面ZV‐E10だからこそ得られることもあります。一眼カメラを購入したい方、いろいろ検討してみてください。

僕は!コンセプトに当てはまるのであれば!まちがいなく!オススメします!…笑

↓ZV-E10公式ページはこちら
https://www.sony.jp/ichigan/products/ZV-E10/

さいらはどう?

@SAiRATORI_here

ZV-1より未完成!とか言われがちですが、僕的にはそんなことはないなと思ってます。伸びろ相棒!

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